Date:2022.08.19 カテゴリー:現場レポート (ICT事業部)
お世話になっております。
今回は簡単ではありますが、
令和4年度より国土交通省により適用範囲が拡充された
小規模土工現場での現場事例をお伝えします。
● 現場名: 某現場擁壁整備工事 (三重県)
● 現場対応期間: 2022年4月18日～2022年4月20日
● ご導入企業: 某施工会社 様
● 納入レンタル機:
・バックホー: 315-07 (CAT)
+ 3Dマシンコントロールシステム
・基地局: 自動追尾TS SPS730(Trimble社製)
+マシンターゲット MT900(Trimble社製)
*TS=トータルステーション
● 弊社スコープ:
(1) 調査・測量: ULS起工測量
(2) 設計: 3次元設計データ作成
(3) ICT施工対応機一式レンタル・調整・機械導入説明
(4) 検査: ULS出来形測量
*ULS=ドローン等のUAVレーザースキャナ。
今回の現場は、地方自治体発注工事で
もともと「ICT活用工事」施工案件ではありませんでしたが、
導入いただくことにより施工効率の向上が期待できるとのことで
ICT施工での工事を実施していただけました。
令和４年度から、国土交通省によりICT施工対象工事が拡大され、
小規模土工での工事にも適用されることとなった*ため、
今後は地方自治体・民間発注の工事でも
今回のような現場が増えてくると思われます。
*国土交通省ホームページ ICT導入協議会 第14回 資料-2 より
▲ 315-07 Earthworkシステム搭載 3DMC機。
又、今回の現場は通信状況が悪く、
GNSS測位 (衛星測位方式システム) が出来ないため、
自動追尾TS測位システムでICT施工を実現しました。
自動追尾型TSは、衛星等との通信が不要かつ精度が高いため、
今回の現場のような衛星通信が不安定な現場や
より精度を求められる現場での利用がされています。
これからも弊社では、
国が推進するICT施工の普及に貢献すべく
取り組んで参ります。
ICT施工については何でもご相談ください！
ICT事業部 中部事業所 桒名
【参考】
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株式会社キナン ICT事業部
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