Date:2023.06.28 カテゴリー:現場レポート (ICT事業部)
今回は、弊社としてはお客様にご迷惑をおかけした反省
および今後の経験として活かされる現場を
一例としてご紹介いたします。
▲護岸の補強工事で活躍する弊社マシンガイダンスシステムが設定されたブルドーザー
● 現場名: 巨瀬川地徳地区掘削外工事 (福岡県久留米市)
● 現場対応期間: 2022年9月29日～2023年2月中旬頃
● ご導入企業: 尾花建設株式会社 様 （福岡県久留米市山川神代一丁目4番3号)
● 納入レンタル機:
・油圧ショベル用 マシンガイダンスシステム (Trimble社製)
・ブルドーザー用 マシンガイダンスシステム (Trimble社製)
・転圧システム (Trimble社製)
● 弊社スコープ:
(1) 調査・測量
(2) 設計
(3) 後付けICT施工マシンガイダンスシステム提供・調整、各機械説明立ち合い
*検査・データ納品は施工会社様がご担当
▲ コンバインドローラーへは転圧システムが設定されました
▲ お客様のバックホーへ設置された後付けのマシンガイダンス機
本案件は河川の現場で、河川に堆積している土砂の撤去ならびに護岸の補強工事となります。
本工事においては、自社としても原因究明まで大変苦労し、
お客様にもご迷惑をおかけすることになってしまった現場となりました。
ICT施工で使う後付け機器のGNSSと
一部の建機本体より出力されているGNSSの電波が干渉したことが原因で、
お客様がICT施工作業を実施できない時間を発生させてしまったのです。
はじめは原因が分からず自社でも可能な限りの原因追究・切り分けや機材の交換を含め
メーカーと連携を取りながら対応していましたがなかなか原因がつかめず。
色々試行錯誤する中で、建機に標準装備しているGNSS受信機が原因と判明しました。
対処としては、「建機側のGNSS電波をできるかぎり遮断する」ことで
何とか解決することができましたが、他メーカー機も含め今後も起こりうる現象のため、
不具合原因の一つとして頭に入れておくべきであると学びました。
今回のお客様である尾花建設様におきましては、
大変ご不便お掛けした中でも原因が判明するまでの間に
何度も足を運ばせていただけたこと、この場をお借りし感謝申し上げます。
ICT事業部 畠
【参考】
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