Date:2023.12.27 カテゴリー:現場レポート (ICT事業部)
さて、2023年最後の記事は前回の記事に引き続き
TLS・ULS採用の判断についてのご紹介となります。
● 現場名: 某バイパス道路改良工事 (滋賀県某所)
● 現場対応期間: 2022年4月1日~2023年2月28日
● ご導入企業: 某社 様
● 弊社スコープ:
(1) 調査・測量: 起工測量・出来形測量 TLS (RTC360 LEICA社製)
(2) 設計: 3次元設計データ作成 (武蔵 福井コンピュータ社製)
(3) 納品: 起工測量成果・出来形測量成果
(CYCLONE REGISTER 360 LEICA社製、TREND-POINT 福井コンピュータ社製)
当現場は3次元設計、TLS起工測量・出来形測量、出来形評価の納品までを支援させていただきました。
2022年より新たな測量機器としてTLS RTC360(Leica社製)を導入し、
本現場時点で10現場程経験しておりました。
RTC360の作業方法はシンプルで、
立体物が周囲にある場合は
位置調整を行うターゲットを現場4隅に設置し、
後は測量したい場所まで機械を持っていき設置後に測量開始ボタンを押すと
数分程でその場所の測量が終わります。
後は現場全体の測量が完了するまで据替作業を行う流れとなります。
本現場はロケーションも良く、
通常であるならばULS (Unmanned Laser Scanning、ドローンでの測量)にて
測量を行うような現場ですが、前回の「某堆積土砂撤去工事 (三重県)」と同様に
真横に東海道新幹線が走っているため安全を見てTLSでの測量となりました。
昨年までは上記のようなULS測量を行うことが出来ないケースに対応できていませんでしたが、
TLSを導入したことによりお客様に更に満足していただける対応が可能となりました。
今後も、キナンではあらゆる現場でのICT施工を支援できるよう、
常に新しい技術・設備を取り入れて参ります。
お困りごと等は是非、弊社ICT事業部へお問い合わせください。
ICT事業部 大林
【参考】
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